三十一文字の作品集。
2010/01/01
たくさんの出会いの中で 瞬間に あなたを思い出すことがある
2009/07/20
いることが当たり前だと思ってた 寂しかったよおかえりタモさん
2009/07/05
梅雨半ば 空見て七日前に着たシャツ広げたら謎の斑点
2009/02/26
ごめんねと言ってた顔が頭から離れないんだ どの笑顔より
2009/02/24
わたくしが首相になれば日本の杉の木全部ぶった切ります
2009/02/14
二月だが最高気温22度 花粉を浴びに出かけてみるか
2009/02/12
お隣の子犬の声が聞こえると思っていたがどうやら違う
2009/02/11
仕事終えスーパを出た道の先 東京タワーがきれいだった
2009/02/10
僕の背に翼はないがそれでいい あればあったでたぶん邪魔だし
2009/02/09
息をして食べて寝るだけでは少し足りない生きる理由も価値も
2009/02/07
淋しさを隠し笑顔でいたことに気付かないふりして手を振った
2009/02/04
変わりない日常だった あの風の強さに怯え立ち尽くすまで
2009/02/02
憎しみを込めて自分の影を踏む 痛みも意味も何もないけど
2009/02/01
熱視線感じて気分全開さ! …そうかチャックが全開だった!
2009/01/31
手が冷えるけど手袋は使わない だってあいつにメール送るし
2009/01/30
誰なのかわかんないけど消しちゃだめ 思い出さなきゃまずい気がする
2009/01/29
この人もこいつも誰かわからない 登録をした記憶さえない
2009/01/28
SとMどっちと聞かれSと言う だけどどっちもあるかもしれない
2009/01/27
あなたのね 声聞いてたらあの頃に戻りたくなる だから切らせて
2009/01/26
息できず助けてくれた父に問う 海の中って息できないの?
2009/01/25
初めての海は冷たく激しくて咳き込むくらい塩辛かった
2009/01/24
ずっと前忘れた君の感触を思い出せたら たぶん淋しい
2009/01/21
馬鹿だってみんなあいつを笑ってる それでも彼は真っ直ぐ前を
2009/01/20
友達がなぜか彼女を教えない 別にいいけどわけを教えろ
2009/01/19
あの人の一面だけを掘り下げて作った像に価値はなかった
2009/01/18
二日酔い または寝過ぎか風邪なのか どれもありえる頭が痛い
2009/01/17
料理とかめんどくさいし 寒いのは辛いしいいや起きるのやめた
2009/01/01
最新に上書きしたい エクセルと 記憶の中の君の笑顔
2008/01/28
今あいつどうしてるかな 暖かい部屋で誰かと笑ってるかな
2008/01/01
もうずっと会えてないけど今年とか会えそうな気が少ししている
2007/12/22
イチョウ落ち 敷き詰められて日を浴びて輝く そうだ お金が欲しい
2007/12/21
酒飲んだ帰りゲロ見て自己暗示 あれはもんじゃで食べるとうまい
2007/12/20
足元にたくさん落ちた鳥のフン 悪寒感じて見上げた空に
2007/12/19
来る年を迎えるための出費とか 迎えた後のメタボなどとか
2007/12/15
寒いのは苦手だけれど待っている あいつの好きな雪が降るのを
2007/12/07
スーツ着る暮らしの中で 気がつけば手の届かない空見上げてる
2007/12/06
ふかふかの彼女がくれたマフラーは 優しく絞める毛糸の首輪
2007/12/05
過去の傷 心に痛み残すより 優しい気持ち残していたい
2007/12/02
行き過ぎて慌てて降りた次の駅 見知らぬ場所はやけに静かで
2007/11/22
お酒とか苦手だけれど飲みに行く だって高知は飲みニケーション
2007/11/21
ふるさとの朝の光がまぶしくて 目を細めたらあの日に還る
2007/11/20
かえりたい故郷ではない 失ってばかりいたからあのころぼくは

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